02.杜の都へ

2002年の反省を踏まえ、防寒性を考えながら長袖中心に衣類をカバンに詰め込みます。
しかし、出発地点の東京は猛暑。見た目にも暑そうな、かさばる上着を持っていくか悩みます。しかし道東よりも道北は更に寒いという話なので、おとなしくカバンに詰め込む事にします。

今回も東北自動車道の佐野S.Aでたけひこと待ち合わせです。

今年の往路は、仙台〜苫小牧便を予約出来ました。去年の八戸から比べると、仙台は物凄く近く感じます。
途中雨に降られましたが、新調した雨具の脅威の撥水性にうっとりしながら、順調に仙台I.Cに到着することが出来ました。今回は昨年の寒さが嘘のような暑さです。


フェリーの乗船時間まで余裕があるので、牛タンを食べようという事になり、市内を目指しました。その途中、さんかくけいGのバイクがカーブのたびにグラつくようになりました。「まさかパンク!?」とビックリしてリヤタイヤを見ますが何ともありません。何?と思って荷台に目をやると、荷物がグラグラと揺れています。荷台を固定している3本のネジのうち、1本が外れております

ほぼ同時にたけひこの腕時計のベルト部分が壊れました。故障の連鎖でしょうか?不吉です。片手で荷台の荷物を押さえながら、何とか市内まで到着。アーケード街にある100円ショップへ行き、必要な部品を買ってなんとか修理しました。日頃の整備不足を反省します。

たけひこはアーケード街の時計屋さんに行き、腕時計の修理を試みますが、部品の在庫が無い為すぐには直らないとの事。出発早々、腕時計の無い状態になりへこむ たけひこ。
「旅に出る時に腕時計をはずすなんて、イージーライダーのキャプテン・アメリカみたいでカッコイイよ!」
なんて訳のわからない励ましの言葉をかけましたが、あまり効果はありませんでした

荷台の修理を終え、牛タン屋さん“味楽”へ向かいます。カウンターだけの小さなお店ですが、ちょうど3人分席が空いておりました。
普段、焼肉屋でペラペラのタンしか見ていない我々の想像を超える肉厚。それでいて、とても軟らかく絶妙な味付けが後を引きます。一緒に盛り付けられている漬物もとても美味しいです。
バイクでなければビールを頼むところです。
お腹がいっぱいになったところで、仙台港へ向かいます。