オートザム(マツダ) AZ−ワゴン
ある日、突然飛び出してきた車とぶつかりキャロル(だけ)が大破しました。スピードはそんなに出ていなかったものの、修理は難しい状態でありました。ちなみに人は無傷です。

「身を挺して私を守ってくれたんだね・・・。」

あまりにも突然のお別れを悲しみつつ、2代目の車を探します。

今回も軽自動車、ディーラーは引き続きオートザムの予定です。そうなると、選ぶ車はかなり限定されます。
 
この時、キャロルはモデルチェンジを行った後で、以前に比べ可愛らしさが抑えられたデザインになっていました。ぱっと見、ホンダの初代Z360のような外見でなかなかステキです。しかし、以前の丸っこくて可愛いデザインが好きだったので、今回は別の車を探す事にしました。
マツダはOEMでスズキから軽自動車の供給を受けていました。OEMとは、他社が製造した車を供給してもらい、自社ブランドとして販売する事です。見た目はほとんど一緒でメーカーのエンブレムと車名が違うくらいの物が多いです。

少し前にスズキからワゴンRという車が発売されていました。屋根を高くする事により広い室内空間を確保するというコンセプトで売れに売れまくっていました。今でこそ当たり前ですが、当時はワゴンR以外、このようなコンセプトの車はほとんど無かったのです。

オートザムではAZ-ワゴンという名称でワゴンRと同タイプの車が購入可能でした。ボクシーなスタイルはホンダのステップバンを彷彿とさせます。リヤシートを倒すとフルフラットになり、積載能力もかなり高いです。ゲレンデや海に行くとき便利で楽しそうです。こうして2代目の車はAZ-ワゴンに決定しました。オプションで付けたカルフォルニアミラーは、ノーマルのドアミラーの倍くらいの大きさがあり、とても見やすく便利でした。

この時のAZ-ワゴン(ワゴンR)は変則の4ドアでした。運転席側には後部座席用のドアがありません。ボディ剛性は良くなるでしょうが、ちょっとした荷物を後部座席に積みたい時、助手席側にまわらなくてはならず、少し不便でした。

このような声が多かったのか、現在は5ドアになっております。