みすた・ぶっくす/ミスターメン&リトルミス
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作:ロジャー・ハーグレーヴス
訳者:たむら りゅういち
発行所:(株)評論社
昭和51年7月20日 初版発行
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私が幼稚園位の時に母親が買ってくれた絵本です。
よくもまあ今まで捨てずに取っておいたものだと我ながら感心します。
3冊の絵本が1セットになっており、持っている絵本には5セット販売と書かれて
おりますが、実際はそれ以上の種類が販売されていたようです。
それぞれの絵本には個性的なキャラクターの生き様が描かれています。
全ての作品に共通の事なのですが、正体不明の個性的な生き物たちが
人間社会で普通に生活をしているのです。物語に登場する人たちは、
何の疑問もなく正体不明の生き物を受け入れて、時には仕事を世話して
あげたりします。とってもシュールで素敵な世界です。 |
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一番のお気に入りは“ドスンくん”というキャラクターです。
全身包帯ぐるぐる巻きの青ざめた体が異様な雰囲気を醸し出しております。
知らずに表紙だけ見たらホラーです。ドスンくんは歩くとすぐ何かにぶつかって
しまい、怪我が絶えない為、ミイラ男のような風体になっています。 |

訳者:木村タマ江
発行所:(株)TAMAエンタープライズ
1995年7月7日 初版発行
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1995年に復刊されていたものは、タイトルが“MR.BUMP”と英文のままで、
日本名は訳さず英語のカタカナ表記になっていました。
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訳者:ほむら ひろし
発行所:(株)ポプラ社
2008年11月 第1刷
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2008年11月にポプラ社より発行されたものはドジドジくんという名前になっています。
足元の影が消されてすっきりした感じになっております。
本の大きさは以前の2つに比べて少し縦が長くなっています。
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上から古い順になります。それぞれ微妙にトリミングが違います。
訳された内容もそれぞれ違っていて、比べて読むと楽しいです。 |
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上の写真は評論社発行のものです。評論社の絵本では、作中のバス停の看板の英文表記が
日本語に差替えられておりましたが、復刊された2冊は英文のままの表記になっております。
ロジャー・ハーグレーヴスの描いたイラスト内に日本語表記があるのは、不思議な感じで
楽しいです。 |
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アメリカで発売されている絵本は日本の物に比べ大きいです。
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その他グッズなど
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以前はバイクショップではこんなステッカーが売っていました。
ソニー・クリエイティブプロダクツがライセンス契約をしてグッズ展開が始まった頃に
見かけなくなりました。その代わりに正式なライセンスを得たシールを雑貨店などで
見かけるようになりました。下の写真が現在店頭で見かける事のできるシールです。 |
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以前発売されていた物にも共通した事なのですが、発売されるグッズは絵本内で描かれた
イラストと違う新しく描いたもの?が元になっている場合が多いです。キャラクターによっては
かなり雰囲気の違うものもあり、絵本の絵柄が好きな私としては少し残念です。
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2009年5月末からC.C.Lemonの500ml にミスターメン&リトルミスの
オリジナルマスコットが付いてくるキャンペーンが行われました。
こんなに手軽にグッズが手に入るなんてうれしい限りです。
素晴らしい世の中なったものです^^ |
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