04.再上陸
「いや〜八戸までの自走は辛かったよね〜。」なんて去年の事を思い返しているうちに苫小牧港に11時20分に到着しました。
天気は晴れ、本日の目的地は富良野です。高速に乗ろうかなんて話していたのですが、天気の良さにつられて下道で向かう事にしました。

上陸早々、自動車やトラックの無茶な追い越しの洗礼を浴び“これぞ北海道!”などと変な部分で感慨にふけって走っていると、岩見沢の手前あたりで、進行方向の空が真っ黒な雲に覆われております。そのまま進んで行くと、晴れと雨の境目に遭遇しました。バイクを停めて、このまま進むかしばし考えます。
雨具を着るのは嫌なので、なんとか降水地帯を迂回できそうな石勝樹海ロードから日高経由のルートを行くことにしました

少し走った後、ふと先ほど走っていたあたりを見ると、晴れと雨の境目が見えました。なんだか不思議な光景でした。


    
このまま雨が降っている場所を迂回できればと思いつつ、山間の緑に囲まれた道を気分良く走っておりましたが、世の中そんなに甘くないです。数個目のトンネルを抜けた先は局地的集中豪雨でありました。

慌てて停車できそうな場所を探します。(たけひこは相変わらず雨の中、停まる事なく激走。必殺技炸裂です。)走路脇の未舗装の空地に停めて雨具を出していると、エストレアのスタンドが、軟らかくなった地面に飲み込まれ転倒しました。悲鳴を上げるさんかくう。幸い泥だらけにはなりましたが、傷は付いていないようです。
新調した雨具の防水性にまたもや感動しつつ、先行しているたけひこを追いかけます。ふもとに着く頃には雨は止みました。パンツまでずぶ濡れになったたけひこと無事合流後、日高市内に入り、道の駅で昼食を取りました。