ホンダ トゥデイ

さんかくけいGの記念すべき最初の車はホンダ“トゥデイ”でありました。
丸いライトで自己主張しつつ、550cc 2気筒の非力なエンジンをパタパタいわせながら元気に走っておりました。

ところが、ある日事故に遭遇して帰らぬ車になってしまいました。
しかし、その後もトゥデイの事が忘れられず、再度トゥデイを購入するという物好きな事をしました。2台目はフェラーリのような真紅(本当は朱色)のボディカラーを身にまとっておりました。

仕事の関係でしばらく茨城で暮らす事になりました。週末休みが取れると実家の神奈川に戻るという生活を繰り返しておりました。

ある日、常磐自動車道、三郷料金所の少し手前でエンジンルームからカランカランという金属同士がぶつかるような音が聞こえました。
料金所を通過した先で路側帯に停めボンネットを開けて確認したところ、エンジン下のフレームにごんぶとのボルトが引っかかっています。しかし、どこのボルトだか良く分かりません。
ヘンテコな音はしますがエンジンはかかるようなので、三郷で高速を降りてホンダのディーラーに行き状況を確認してもらいました。
エアコンのコンプレッサーを止めているボルトが折れているとの事でした。(しかも2本。もう一本はどこへ?)ボルトが折れた事により、固定が不十分なコンプレッサーがエアクリーナーに干渉していて、修理しないで走ると大変な事になるとの事。
恐る恐る修理代が幾ら位かかるか聞いてみました。5万円くらいかな?という衝撃的なお言葉が返ってきました。
そんなお金ないっす。しかし5万円で車は買えないし、通勤には車が必要だし・・・と考えること数十秒「なるべく安く直して下さい。」と無茶な注文をしておりました。

修理後も高速道路での往復は続きました。本田宗一郎氏もまさかこんな過酷な使い方をされるとは夢にも思わなかったでしょう。

その後、ボディが微妙に歪んできたようで、ちゃんとドアを閉めた状態でも「おい、半ドアだよ。」などと言われるようになりました。このままでは、いつか常磐道を走っている最中に分解するのではなどと心配になってきました。
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