10.層雲峡を目指して
思う存分、最北端を満喫したところで、am10:20網走方面へ向けて出発します。昨日に続き、海沿いの道です。いくら走っても景色に変化があまりないです。
いい加減飽きてきたので、道の駅を見つける度に休憩してしまいます。その後、クッチャロ湖畔で記念撮影したりして気分転換を試みますが、紋別までの距離は一向に縮まった気がしません。

気持ちがくじけているので、その後も道の駅がある度に休憩してしまいます。ついでに昼食も道の駅で済ませます。1日20食限定のホタテカレーをいただきました。ホント、限定とかいう文字に弱いです。牛乳飲んでエネルギー補給します。

南下しているはずなのに、どんどん寒くなります。既にありったけの衣類を身に着けている為、最後の防寒具の雨具を着ます。紋別に着く頃にはヘロヘロになっておりました。

とりあえず、道東のフラッグが貰えそうなホクレンのスタンドに寄って無事緑色のフラッグを入手しました。これで、あとは道南の黄色フラッグを手に入いれればコンプリートです。

紋別から内陸へ入りと緑に囲まれた景色に変わり、新鮮な気持ちでアクセルをひねる3人でありました。気分良く走っていたのも束の間、耐え難い寒さになってきました。引き続き道の駅を見つける度に休憩します。ホットコーヒーを飲みながら体を温めます。ホントに8月なのでしょうか?体の震えが止まりません。

しかしオシリが痛いです。64分割くらいしていそうな気がします。
層雲峡に近づいてきたところで、本日の宿泊をどうするか相談します。キャンプする?なんて話しも出ましたが、疲労具合からいくと、上げ膳据え膳なおもてなしをしてもらいたい気分です。しかし、出費は抑えたい、そんな時はユースホステルという事で、層雲峡のユースに電話して予約しました。道路脇に切り立った層雲峡の岩肌を眺めつつ17:00頃、ユースホステルに到着しました。

チェックインを済ませて部屋に向かいます。6人の相部屋です。空いているベットに荷物を置いて食堂兼談話室へ行くと、宿泊客のほとんどが外人である事に気がつきます。という事は、相部屋の方々はみなさん外国の方々?なんてたけひこと話していると、血相を変えたさんかくうがやって来ました。どうやら女子の部屋も同じ状況で、ルームメイトたちは全て外国の方のようです。こんにちはと挨拶したら○×※□と聞きなれない挨拶が返ってきたようです。こんなところで外国気分が味わえるなんて思ってもいませんでした。
のんびり休憩する間もなくすぐに夕食の時間でした。3800円という値段で1食付きとは感動的であります。食事を済ませ、湯船につかってのんびりしたいな〜なんて気分ですが、ユースにはシャワーしか完備されておりません。しかし、ほど近い位置に立派な観光ホテルがあり、1000円払うと温泉に入浴可能です。お風呂セットを持って早速ホテルへ向います。

建物の大きさに比例してお風呂も巨大でした。体の芯までホカホカになって、さんかくうが出てくるまでしばし休憩と思っている2人の目にマッサージチェアが飛び込んできました。迷わず座ってスイッチオンします。

「いや〜立派なマッサージ機がただなんて気前がいいね〜。」

なんて喜んでいると、どこからともなくマッサージチェアのカタログを持ったオバチャンが現れました。

「気持ちいいでしょ〜。今、凄くお買い得なのよ〜。1台どう?」

なんていいます。どうやら販促用のデモ機だったようで、まんまと作戦にはまって座ってしまったようです。しつこい説明をされながら受けるマッサージの心地悪い事といったら・・・・。
無事に押し売りを振り切ってさんかくうと合流後、ホテルの売店を覗いていると居酒屋を発見しました。風呂上り・・・生ビール・・・立ち寄らずにはいられません。部屋に戻った時、外国のルームメイト達に陽気な挨拶が出来るよう、お酒の力を借りる3人でありました。