06.さるぼぼを求めて
太陽から降り注ぐ直射日光でテント内がサウナのような状態になり寝ていられなくなります。

汗だくになりテントから這い出して木陰でうな垂れます。

日焼けした真っ赤な腕は熱を持ち、昨日よりも痛みが増しております。

本日は夕方頃から松本に帰省している友人家族のお宅に

おじゃまして一緒にバーベキューの予定です。

テントを畳み荷造りを終え、夕方までどうするかを相談する3人。

そんなもの昨日のうちに決めておくのが普通ですが、いい加減な3人は

常に行き当たりばったりの適当な予定しか組めません。

飛騨高山に行って、でっかいさるぼぼを買ってバイクの後ろに乗せるか?という事になりました。


さるぼぼを求めて10:20飛騨高山に向けて出発します。


天気は昨日に続き快晴。強い日差しが容赦なく3人に照りつけます。

これ以上日焼けしたくないのでGジャンを着ますが、汗ばんだ皮膚にまとわりつく

デニム生地が相変わらず辛いです。

400番くらいの紙やすりでゾリゾリ擦られている感覚になります。

山間の眺めの良い道を気分良く走り抜けますが

30度を軽く超える温度と強い日差しの中、ヘルメットの中で脳みそが

煮えたぎっているような気分で意識がもうろうとしてきます。

道の駅で休憩しながら飛騨高山を目指します。
猛暑の中のGジャン着用スーパーマゾプレイはいい加減止めにしたいと思いつつ、

洋服を売っている店でもないかと走りながら探します。

そんな我々の視界に“ファッションセンターしまむら”が飛び込んできました。


「ああ、ここにあってくれてアリガトウ!しまむら!!」と心の中で叫びます。

砂漠の中でオアシスを発見した時の気分はこんなでしょうか?

エアコンの良く効いた楽園のような店内でおっさん2人が洋服を物色します。
購入後、店舗前で早速着用してプチファッションショーの開始です。

さんかくけいGはポケットのフタの形状がなんだか変なモスグリーンのシャツをチョイス!

着脱可能な不思議フードがチャームポイントです。

たけひこは爽やかなストライプ柄のジップアップのシャツをチョイス!ゴルフにも着ていける?

きっとこのツーリングが終わったら二度と着る事はないだろうな・・・・・

なんて思う2人でありました。